日常
仕事始なのになかなか眠れない。
親戚に合わせる顔がない
私は私の体のことを半年前よりも知った
生きるために「普通」に合わせようとするとすぐにばてる
日常や仕事を私流に変えなければ普通の人と同じようにこなしていけない
友人も減った
町で彼氏彼女をもつ同年代の人間を見ると
「私は彼らとは違う世界にいる」と再認識する
収入も違う、人生経験も違う
私はこれからもっと厳しい状況になっていく
だけれどこれから先はたくさんの普通の人の懐も厳しくなっていくだろう
私は厳しさを少し先取りして
きっと普通の人よりも死を少し先取りすることになる
私くらいになると子を残さないことが義務であるとすら感じる
生涯異性・同性と特別な仲になったことのない私にはその義務を達成することは容易い
私を悪用して私の知らないうちに婚約させられたり 私が性行為を一度もすることなく私の子を称する他人が発生することならありえなくもない
この障害をもっているとそちらの可能性のほうが大きいとすら考えてしまう